2006 桜花心療クリニック TEL 099−213−1020

診 療 内 容
4 男性更年期障害 
 中高年になると身体的には性ホルモンの低下、精神的には家庭での夫婦関係、親子関係や、職場での対人関係、仕事の量的質的変化などからくるストレスから、さまざまな症状が出現します。ここ数年男性の更年期障害といった言葉も聞かれるようになりましたが、女性.のように急激に性ホルモンの低下が起こらないため、女性ほどはっきりとした症状がでない事が多いようです。

・症状としては

1 抑うつ症状(憂うつ、イライラ、不安、不眠)

2 動悸、のぼせ、冷や汗、肩こり、頭痛、薄毛、便秘、下痢等の症状
3 性機能障害(性欲低下、ED)

以上の3つがあげられ、更年期障害の約半数にうつ症状がみられるといった報告があります。

 男性更年期障害の治療としては、限られた施設でテストステロンの投与が行われていますが、長期投与における前立線癌との関係、心臓に及ぼす影響に不明なところがあり、また、睡眠時無呼吸症候群を悪化させることもあり、現在のところ十分に確立された治療でないようです。

 当院では身体症状に対して、漢方薬、最近認可された経口育毛剤などを使用した治療を行い、うつ等の精神症状に対しては、カウンセリングや薬物を使用した治療を行います。希望があればテストステロンの測定もおこなっています。
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